南海トラフ大地震と富士山大噴火が年内にくる! <胡散臭さ70%>

 週刊女性によると、記事の見出しで「南海トラフ地震と富士山大噴火が年内にくる!」と断言しています。
【参照リンク】
   2013/07/02号
   2013/06/18号
 断言しているということは「必ず」発生するということです。
 それも「大」地震「大」噴火なので、被害が起きるような揺れ(震度6以上?)に襲われたり、避難しなければいけないような津波が発生したり、大量の火山灰やそれ以上の火山活動(火砕流、猛毒の火山ガス、山体崩壊など)が発生するということです。
 命や財産を失う危険性も高いということでしょう。
 もし、今年中に上記のことが起きなかったら、まぎれもない「誤報ということです。

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 私の考えでは、以下の理由で信憑性は低いと思われます。
  ▼天気予報ですら100%正確な予報は実現できてないない。一方、海岸から何百kmも離れた深海にある南海トラフや富士山の地底の様子は、直接観測するのが難しく天気予報の観測網よりはるかに手薄である。それなのに、なぜ100%大地震や大噴火が発生すると言えるのか?
  ▼「○月○日に富士山が噴火する」「×月×日大地震が発生する」といった予測「らしき」ものは以前にも何度かあって世間を騒がせたが、当たったことはない。
  ▼週刊誌の記事の信憑性がどの程度かは、日本で何年か生活してる人ならば経験的に解っているはず。

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 それでも記事が気になる、信じた方がよさそうだと思う人がいるかもしれませんが、ただ不安になるだけでは何の対策にもなりません。
 口先だけは信じると言って何もしない言動不一致は、ダメ人間のすることです。
 以下のようなことの実行を検討した方がいいかもしれません。
  ▼すぐに危険地帯から引っ越す。対象地域はざっと、南海トラフ地震に対しては関東以西(主に太平洋側)、富士山に対しては中部地方と関東地方。以上に住んでいる人は、国内なら北陸か東北以北に引っ越す。
  ▼日本の金融資産が暴落するかもしれないので、日本株は売却、貯金は解約して外貨預金か金などに切り替える。
 もし2013年が何事もなく終わって、以上のことをした結果損害を被った場合でも、「記事を信じて損をした」と主張して損害賠償請求をすればチャラにできるかも?(胡散臭さが70%と低めなのは、信じちゃっても結果オーライの可能性があるという意味。)
 まぁ実際、だまされた人が損を取り戻せるかといえば、そうならないケースの方が多そうだけど…。(安愚楽牧場とか豊田商事とか…)

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 あと、地震も噴火も「いつ起きるか判らない」のは確かだから、「今年起きる」というのは別な次元で、気にしつつ対策した方がいいでしょう。
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