占い: 肝心なことを占えない占いなんて¨ <胡散臭さ100%>
前回の記事『占い師: 実績が不明確でも信頼される、おいしい仕事』で、「占いが当たるいう客観的な根拠はない」ということを書いた。
まあ、「あの占い師は当たる」という評判はあるが、それは健康食品のCMに出てくる「あくまで個人の感想です」の注釈つきのコメントみたいなもので、客観的根拠とは言わない。
では逆に「占いが当たらない根拠はあるのか?」と言われそうですが、実はあるのです。
例えば、「占いが本当に当たるとしたら」、不特定多数を巻き込む大きな災害、事故、テロ、戦争などがある場合、その前に占い師は占った人に対し、どんな星座、手相、名前の画数、血液型であろうとも100%「近々あなたを大きな不幸が襲います」と占っていなければなりません。(本人はもちろん身近に死者がいなくても、嫌な思いをするのは十分不幸だから。)
占い師は、占う対象がたとえ個人だとしても、そんな占いが続けば社会的な大問題が起こることは容易に予想できるはずです。
ところが事実はそれに反し、そんな社会の大問題を占った占い師は誰もいません。(よく後出しで「この事件は占ってた」と言う人がいるけど、前もって言ってこその占いなので、却下。)
そいうことは、大事件に対する占いはもちろん、その前提の個人の占いについても「占いが本当に当たるとしたら」の前提自体が間違っていたことになります。
つまり、占いが当たらないということは、ちゃんと根拠を伴った紛れもない事実なのです。
これに対し、「占いはあくまで個人の恋愛運や金運などを占うためのもので、人の生き死にや社会的事件などは占えない。」などと言い張る占い師がいるかもしれません。
しかし、人の生き死にに比べれば明らかにとるに足らないことしか占えないとしたら、そんな人命軽視の占いっていったい何なのでしょう。
随分と人をバカにしてると思います。
占い師: 実績が不明確でも信頼される、おいしい仕事 <胡散臭さ100%>
日本テレビの深夜番組「今夜くらべてみました」の7月30日の回「トリオ・ザ・今夜が勝負女」で、ゲストの峯岸みなみが、占い師の島田秀平に文句を言っていた。
その理由は、彼がAKB48のメンバーの2013年の運勢を占った結果が、一番の幸運の持ち主がスキャンダルに襲われた峯岸で、一番運がないのが総選挙で1位だった指原莉乃だったということだった。
占いが外れたことがこれほど明らかになったのも珍しいが、それはそもそも占いがどのくらい当たるかを厳密かつ客観的に検証しているケースが皆無だということ。
つまり、占いはどの占い師に見てもらうかはとても重要なはずなのに、その評価に対しては極めていいかげんである。
比べれば、飲食店なら口コミサイトで点数が付けられていて(これも主観だったりステマの可能性があったりで信ぴょう性は低いのだが)、その結果を神経質に気にして店選びをしている人もいたりするが、一方の占い師は口コミサイトすらなく、あるのは「あの占い師は当たる」とかいう客観的じゃない意見をなんとなく寄せ集めただけ。
でも、その割に比較的大きな金額を簡単に払ったりする。
お客さんによる実績の評価が甘くて、簡単にお金を払ってくれる「おいしい仕事」ぶりは、占い師が一番ではないだろうか?
まぁ、占いの検証が行われない理由は、「当たってないに決まってる」と皆が思ってるからというのが大きいだろう。
検証が行われてなければ、「『占いは当たらない』とは言い切れない」と言えそうだが、実はわざわざ調査しなくても「すべての占い師は当たらない」ということは、ある結果から既に明らかなことなのである。
詳しくは、日を改めて…。
「信頼度○○%」を「胡散臭さ××%」に変えました。
誤解の可能性を減らすことが目的です。
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パソコン用メガネ:疑問点が多すぎる <胡散臭さ70%>
【参考リンク】
http://matome.naver.jp/odai/2135173120047705201
http://medama-cafe.tea-nifty.com/mc/2012/07/post-7900.html
http://www.m-bsys.com/knowledge/pc-glasses
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パソコンや携帯電話を使う人のために、画面から発する目に有害な光から守るというふれこみで、パソコン用メガネなるものが販売されています。
しかし、これは本当に買う意味があるものなのか?ちょっと考えても多くの疑問が思い浮かびます。
ざっと挙げてみると、
(1)パソコン用メガネを売るサイトを見ても、しくみや効果などの詳細な情報がほとんど掲載されていない。
「Aは人体にBの悪影響を及ぼすおそれがある。CによってAから人体を守る」
程度の最低限の説明があって初めて商品の価値を訴えることができると思うが、実際は
「ブルーライトから目を守る」
のように後半部分のみで、前半の情報はほとんどない。
もっと具体的に言うと、
「パソコン用メガネをかけないと目が悪くなる。」
「パソコン用メガネをかけると目が悪くならない。」
という内容のことを何も言わずにパソコン用メガネを売っている、ということです。
はたして、パソコン用メガネの価値って何でしょう?
価値を説明できないものを人に売る行為って、どういうことなんでしょう?
(2)パソコン用メガネメーカー以外のネット上でも、ブルーライトの悪影響に関する医学的な情報が前面に出てきていない。
(3)ブルーライトの目に対する悪影響は何か?諸説はあってもそのものズバリの情報がない。
「網膜を痛める」「目の調節機能に悪影響」「体内時計を狂わす」などだが、
それぞれ突っ込みどころがあって、どれも完全に納得できない。
ケースバイケースで都合のいいものが選ばれている感じも。
(4)パソコンやLED照明の光が目に悪いとは、公式には何も認められていない。
「携帯電話の電波はペースメーカーや飛行機に悪影響を及ぼす」可能性については、
使用を制限する対応がとられている。
ブルーライトは、それすら至っていない。
注意事項を細かく書くようになった取扱説明書にも、
「パソコン画面/LED照明を長時間見ないでください」とも書かれていない。
(5)どの程度危険なのかの定量的な情報が見当たらない。
「焼き魚のコゲは発がん性物質が含まれる」というのは確かだが、
実際は大量に食べてもがんになることはないから気にしなくていい。
ブルーライトが危険だとしても、この程度の可能性がある。
(6)太陽光やLED照明などの青い光の方がパソコン画面よりはるかに強いが、なぜパソコンだけを対象とするのか?
パソコンが目に悪いなら、太陽でもっと悪くしている人が昔から大勢いたはずだが…。
実際に、ブルーライトの危険性を疑う論文などでも、まずLED照明で次に太陽光だが、
パソコンについては触れられていなかったりする。
(7)青い光をメガネでカットするより、パソコンのバックライトを調整する方が、対策が根本的で無料。
太陽光は調整できないからサングラスをかけるしかないけど、パソコンやLED照明は事情が違う。
(8)ブルーライトの危険性を訴えるために情報操作をしているケースが見受けられる。
VDT(≒パソコン)使用時の疲労回避のガイドライン(約20年前のもの)を、
液晶画面に対するものであるかのような記述をしたり、
100%輝度の液晶と100%未満のブラウン管を比較して、液晶の光が強いと見せかけたり。
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とりあえずはこんな感じ。
健康や美容に関する製品は、これまでいくつもインチキ商品があったので、特に注意が必要。
健康や美容に対する人々の心の弱みにつけこみやすいので、インチキ商品は後を絶たないのだろう。
たとえ科学的な知識がない人でも、(1)のポイントがあやふやかどうかで怪しい商品かを判断するのが有効かもしれない。
たとえば、「納豆でダイエット」という「あるある大事典」での実例も、これに照らし合わせると怪しいと判る。
TVショッピングの健康食品なら、(1)についてある程度の情報がそろっている。(それでも怪しいのが多いけど)
ひるがえって、パソコン用メガネは…?
南海トラフ大地震と富士山大噴火が年内にくる! <胡散臭さ70%>
週刊女性によると、記事の見出しで「南海トラフ大地震と富士山大噴火が年内にくる!」と断言しています。
【参照リンク】
2013/07/02号
2013/06/18号
断言しているということは「必ず」発生するということです。
それも「大」地震「大」噴火なので、被害が起きるような揺れ(震度6以上?)に襲われたり、避難しなければいけないような津波が発生したり、大量の火山灰やそれ以上の火山活動(火砕流、猛毒の火山ガス、山体崩壊など)が発生するということです。
命や財産を失う危険性も高いということでしょう。
もし、今年中に上記のことが起きなかったら、まぎれもない「誤報」ということです。
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私の考えでは、以下の理由で信憑性は低いと思われます。
▼天気予報ですら100%正確な予報は実現できてないない。一方、海岸から何百kmも離れた深海にある南海トラフや富士山の地底の様子は、直接観測するのが難しく天気予報の観測網よりはるかに手薄である。それなのに、なぜ100%大地震や大噴火が発生すると言えるのか?
▼「○月○日に富士山が噴火する」「×月×日大地震が発生する」といった予測「らしき」ものは以前にも何度かあって世間を騒がせたが、当たったことはない。
▼週刊誌の記事の信憑性がどの程度かは、日本で何年か生活してる人ならば経験的に解っているはず。
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それでも記事が気になる、信じた方がよさそうだと思う人がいるかもしれませんが、ただ不安になるだけでは何の対策にもなりません。
口先だけは信じると言って何もしない言動不一致は、ダメ人間のすることです。
以下のようなことの実行を検討した方がいいかもしれません。
▼すぐに危険地帯から引っ越す。対象地域はざっと、南海トラフ地震に対しては関東以西(主に太平洋側)、富士山に対しては中部地方と関東地方。以上に住んでいる人は、国内なら北陸か東北以北に引っ越す。
▼日本の金融資産が暴落するかもしれないので、日本株は売却、貯金は解約して外貨預金か金などに切り替える。
もし2013年が何事もなく終わって、以上のことをした結果損害を被った場合でも、「記事を信じて損をした」と主張して損害賠償請求をすればチャラにできるかも?(胡散臭さが70%と低めなのは、信じちゃっても結果オーライの可能性があるという意味。)
まぁ実際、だまされた人が損を取り戻せるかといえば、そうならないケースの方が多そうだけど…。(安愚楽牧場とか豊田商事とか…)
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あと、地震も噴火も「いつ起きるか判らない」のは確かだから、「今年起きる」というのは別な次元で、気にしつつ対策した方がいいでしょう。
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ブログタイトルを変更しました
今日からブログのタイトルを
「反面教師にするしか価値の無い人々」
から
「信じる者は、だまされた」
に変更しました。
内容は変らず、「信頼するに値しないものをあぶりだす」です。
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【デマ】オリンピック開会式日本選手団退場の謎!は放射能の二次被曝だった
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【リンク】
http://togetter.com/li/347891
http://togetter.com/li/349213
ロンドンオリンピックの開会式で、日本選手団が入場してすぐに退場させられました。
原因は「誘導ミス」で、ロンドン五輪組織委員会は日本選手団に謝罪済みです。
しかし、「日本人は放射性物質に汚染されているから、選手団から発せられる放射線からの被曝を防ぐために退場させられた」と信じている日本人が何人もいるようです。
もしそのように信じているのなら、その人は同じ日本人である身近な人々、そして自分自身から1年以上も浴び続けていることになり、五輪をネタにネットでつぶやいている場合じゃないと思います。
それに、イギリス当局は日本人が危ないと思っていながら、応援団も含めて何万人も入国させているし、強制退去もさせないし、そうやって自国を危険な状況にさらし続けていることになります。
危ない日本への渡航規制もしてないし、多くのイギリス人が日本に滞在中なのを放置していることにもなります。
よって、このデマはイギリスをトンチンカンな国扱いしていて、イギリスへの侮辱もいいところです。